最上義光物語(読み)もがみよしあきものがたり

日本歴史地名大系 「最上義光物語」の解説

最上義光物語
もがみよしあきものがたり

二巻

別称 最上記・最上物語・最上軍記・義光実録など

成立 寛永一一年

写本 宮内庁書陵部ほか

解説 山形城主最上義光・家親・家信の三代に仕えた最上家旧臣某が、元和八年の同家改易後、没落した主家功績を明らかにする目的で記した軍記物。最上家の始祖から筆を起こしているが、とくに戦国期から近世初頭にかけての奥羽諸大名の動勢が知られる。

活字本 続群書類従二二上・「山形市史」史料編一ほか

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報