曾木神社(読み)そぎじんじや

日本歴史地名大系 「曾木神社」の解説

曾木神社
そぎじんじや

[現在地名]富岡市曾木 郷土

国道二五四号の北側にある。祭神大国主命。境内社として八幡宮・諏訪神社・菅原神社・琴平宮がある。「上野国神名帳」総社本に「従一位 宗岐むねみちの明神」、群書類従本に「従一位 宗岐明神」、一宮本に「従一位 宇岐うき大明神」、佐々木本下巻に「従一位 宗岐そぎ明神」、豊橋市立図書館本・佐々木本上巻には「従一位 宗岐明神」として「ソギト云地アリ和名抄宗岐郷」と頭注がある。この宗岐・宇岐は当社に比定される。「山吹日記」に「左のかたに高垣めう神の社有。ちかきころほひまて曾木明神と申したりしを、昔此村に高垣明神と申す神のおはしたる、いつの頃よりかやしろ絶て今いつくにありしてふことをすらしる人なきに、むかしのよしある社なれはその名をつたへしりてこの社をしひて高かき明神と申して、額なとにもさかきてかゝけたりとなむ」とあり、曾木明神と高垣明神を混同していることを批判している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android