書加竜(読み)ふみの かりょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「書加竜」の解説

書加竜 ふみの-かりょう

日本書紀」にみえる人。
王仁(わに)の後裔(こうえい)。河内(かわち)古市(ふるち)郡古市郷(大阪府羽曳野(はびきの)市)に居住,文筆をもって朝廷につかえた渡来系の氏族。雄略天皇9年妻の出産祝いにきた義父田辺伯孫(たなべの-はくそん)が月夜にかえる途中,誉田(ほんだ)((こんだ))陵(応神(おうじん)天皇陵)のもとで交換した赤い馬が,翌朝埴輪(はにわ)になっていたという伝承がある。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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