曇り無し(読み)クモリナシ

デジタル大辞泉 「曇り無し」の意味・読み・例文・類語

くもり‐な・し【曇り無し】

[形ク]
視界が明瞭である。空が晴れわたっている。
「日のどかに―・き空の西日になるほど」〈常夏
光・色などが鮮明である。澄んでいる。
「―・き池の鏡によろづ代をすむべき影ぞしるく見えける」〈初音
不正などがない。潔白である。
「心の底も―・き、月の桂の光添ふ」〈謡・玉井
物事をよく知っている。
「御才もいとはしたなうものし給へば、よろづの事―・かんめり」〈増鏡・秋のみ山〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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