時世・時代(読み)ときよ

精選版 日本国語大辞典 「時世・時代」の意味・読み・例文・類語

とき‐よ【時世・時代】

〘名〙
① 時と世。時代(じだい)時節
伊勢物語(10C前)八二「時世へて久しくなりにければ」
② その当時の世の姿。その時その時の世の風潮。また、その時の人々。時勢
源氏(1001‐14頃)帚木「時世にうつろひて、おぼえ衰へぬれば」
③ その時代での権力のさま。権勢
※源氏(1001‐14頃)松風大殿の君を、うつくしげなりと世人もて騒ぐは、なほときよに寄れば人の見なすなりけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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