時めかす(読み)トキメカス

デジタル大辞泉 「時めかす」の意味・読み・例文・類語

とき‐めか・す【時めかす】

[動サ五(四)]
よい時勢にめぐり合ってはぶりをきかせる。
地位を得て、―・し居り候も」〈紅葉金色夜叉
寵愛ちょうあいする。
「帝は―・し給ふ事かぎりなし」〈宇津保・忠こそ〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「時めかす」の意味・読み・例文・類語

とき‐めか・す【時めかす】

〘他サ四〙 (「めかす」は接尾語) 時めくようにする。時に遭(あ)って栄えるようにする。寵愛(ちょうあい)する。
※宇津保(970‐999頃)忠こそ「身の才(ざえ)、人にまさり給へり。帝は時めかし給ふ事かぎりなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android