デジタル大辞泉
「昼鳶」の意味・読み・例文・類語
ひる‐とんび【昼×鳶】
1 昼間、人家などに忍び込むこそどろ。ひるとび。
「この―めえ、何をするのだ」〈人・梅児誉美・四〉
2 掏摸のこと。
「わりゃあ―か、懐めがけて引っさらふ」〈伎・霊験曽我籬〉
ひる‐とび【昼×鳶】
「ひるとんび」に同じ。
「―とて透き間を窺ふ盗賊通ひ合はせ」〈浮・諸芸独自慢・五〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ひる‐とんび【昼鳶】
〘名〙
① 昼間、人家に忍び入って、
金品をかすめとるぬすびと。ひるぬすびと。また、こそどろ。ぬすびと。
※雑俳・へらず口(不及子編)(1734)「
巾着の
反魂香や昼とんび」
ひる‐とび【昼鳶】
※浄瑠璃・丹生山田青海剣(1738)三「ヤアこりゃ生瀬川(なまぜかは)の昼鳶(ヒルトビ)達」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報