春田永年(読み)はるた・ながとし

朝日日本歴史人物事典 「春田永年」の解説

春田永年

没年:寛政12.5.29(1800.7.20)
生年:宝暦3(1753)
江戸中期の有職故実家。通称播磨。字,静甫,甲寿。号は平山,寿廉堂。幕府御用具足師の家に生まれ,家職を継いだ。清水浜臣古典を学び,柴野栗山,住吉広行,三輪陽典らと親しかった。祖父故明が幕命を奉じて諸国の社寺旧家の古武具の調査模写に従事,徳川吉宗の『延喜式』所載古器物の調査復元に参画して家の学を形成し,永年がそれを発展させた。特に甲冑の故実に精通。著書『温古〓彙』(染韋の絵様集成の図録を解説),『甲組類鑑』『延喜式工事解』など。

(白石良夫)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「春田永年」の解説

春田永年 はるた-ながとし

1753-1800 江戸時代中期-後期の具足師。
宝暦3年生まれ。尾張(おわり)(愛知県)の人。江戸にすみ幕府御用をつとめる。清水浜臣(はまおみ)に古典をまなび,故実に精通した。寛政12年5月29日死去。48歳。字(あざな)は静甫,甲寿。通称は播磨。号は平山,寿廉堂。著作に「温古〓(「北」の下に「穴」、さらに下に「允」)彙(ぜんい)」「甲組類函(こうぐみるいかん)」など。

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