春富士春太夫(読み)はるふじ はるたゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「春富士春太夫」の解説

春富士春太夫 はるふじ-はるたゆう

?-? 江戸時代中期-後期浄瑠璃(じょうるり)太夫
春太夫節の祖。宝暦-寛政(1751-1801)ごろに活躍。春富士正伝(しょうでん)の弟または門人といわれ,初代宮薗鸞鳳軒(みやぞの-らんぽうけん)の門人ともいわれる。門弟に初代宮薗千之がいる。前姓は宮古路,大和路,宮薗。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「春富士春太夫」の解説

春富士春太夫

生年生没年不詳
江戸中期の宮古路節の太夫。春富士正伝の弟で,宮薗鸞鳳軒の弟子。宝暦(1751~64)ごろから京坂において,宮古路,大和路,宮薗などの姓で活躍し,安永6(1777)年に春富士と改姓。寛政4(1792)年ごろ江戸に下り,春太夫節として一時行われた。初代宮薗千之に鸞鳳軒の宮薗節を伝えた。

(根岸正海)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android