早手回(読み)はやてまわし

精選版 日本国語大辞典 「早手回」の意味・読み・例文・類語

はや‐てまわし ‥てまはし【早手回】

〘名〙 (形動) (「はやでまわし」とも) そうあることを予期して早めに準備・手配を整えておくこと。事の起こる前に素早く手配りをすること。手回しが早いこと。また、そのさま。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「兎角てきぱきと早手(ハヤテ)まはしな事がはやる世の中」
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「先方へ行って悔って来るのが早手廻(ハヤデマハシ)だ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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