日秀(1)(読み)にっしゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日秀(1)」の解説

日秀(1) にっしゅう

1264-1334 鎌倉時代の僧。
文永元年生まれ。日蓮帰依(きえ)した父の勧めで弟子となる。日蓮の死後,身延山の日蓮廟所守護の輪番をつとめ,のち上総(かずさ)(千葉県)妙光寺(のちの藻原寺)で日向(にこう)の跡をつぐ。晩年,相模(さがみ)(神奈川県)に実相寺をひらいた。正慶(しょうきょう)3=元弘(げんこう)4年1月10日死去。71歳。上総出身。俗名は高橋出羽世。通称は丹波阿闍梨(あじゃり)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android