日暮林清(読み)ひぐらし りんせい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日暮林清」の解説

日暮林清 ひぐらし-りんせい

?-? 江戸時代前期の歌念仏語り手
寛文-元禄(げんろく)(1661-1704)のころ京都四条河原で興行したという。鉦(かね)をつかった歌念仏の名手浄瑠璃(じょうるり)にも影響をあたえた。林清節の祖。門人に日暮林故,日暮林達らがいた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の日暮林清の言及

【説経節】より

…この七太夫が江戸の佐渡七太夫の前身であろうとする説がある。京都では日暮林清(ひぐらしりんせい)らの鉦鼓を伴奏とする歌念仏が行われていたが,この一派の日暮八太夫,日暮小太夫が寛永以前から四条河原で説経操りを興行したと伝え,正本(しようほん)の刊行などから推して寛文ころが最盛期であったらしく,小太夫は1664年(寛文4)に説経操りを法皇の叡覧に入れている(《葉室頼業記》)。小太夫の名跡は宝暦(1751‐64)ころまで続いたようである。…

※「日暮林清」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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