施 振栄(読み)シ・シンエイ(英語表記)Shih Chen-jung

現代外国人名録2016 「施 振栄」の解説

施 振栄
シ・シンエイ
Shih Chen-jung

職業・肩書
実業家 エイサー名誉会長・共同創業者

国籍
台湾

生年月日
1944年12月18日

出身地
中国・台湾省彰化(原籍)

別名
英語名=シー,スタン〈Shih,Stan〉

学歴
台湾交通大学電子工程系〔1968年〕卒,台湾交通大学電子研究所電子工程〔1971年〕修士課程修了

受賞
ナショナル・エジソン賞〔1963年〕

経歴
1971年ユニトロン・インダストリアル社に勤務。台湾初の大型机上計算機を開発、製品化してコンピュータ発展に尽力、中国技術者協会、商工会議所などから表彰される。’76年黄少華ら4人の仲間とマルチテック・インターナショナルを設立。’80年に自社製コンピューターを発売。’87年“Acer”ブランドを創設し、’88年に社名をエイサー(宏碁電脳公司)と変更。台湾最大のIBM互換パソコンメーカーに成長し、’89年エイサー・グループ会長兼CEO(最高経営責任者)となる。’91年には米国テキサス・インスツルメンツ(TI)社との合併によるIC工場が完成。’94年エイサーが世界パソコンランキングで7位に躍進。2004年引退。2007年陳水扁総統(当時)の代理として、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席。2009年にはエイサーは米ヒューレット・パッカード(HP)に次ぐ世界シェア第2位まで上り詰めたが、その後は商品開発力の低下や新商品を生み出すことが出来ず、2013年11月エイサーの業績悪化を受け急遽会長に復帰リストラなどによる業績回復を受け、2014年6月退任、創業メンバーの黄少華が会長となる。ベンチャーキャピタル、智融集団理事長なども務める。1996年著書「再造宏碁(リエンジニアリング・エイサー)」が台湾でベストセラーとなった。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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