日本大百科全書(ニッポニカ) 「新里(群馬県)」の意味・わかりやすい解説
新里(群馬県)
にいさと
群馬県中東部、勢多郡(せたぐん)にあった赤城(あかぎ)山南斜面の旧村名(新里村(むら))。現在は旧黒保根(くろほね)村地区とともに桐生市(きりゅうし)の西方、みどり市を挟んだ飛び地の南部を占める地域。旧新里村は2005年(平成17)桐生市に編入。旧村のほぼ中央を上毛(じょうもう)電鉄が東西に通じている。国道353号(あかぎ風ライン)も通じる。畜産、キュウリなどの施設園芸が盛んであるが、近年、宅地開発や工場の立地が活発化し、人口は増加傾向にある。旧村の中心武井に旧石器時代の武井遺跡、国史跡の武井廃寺塔跡、山上に国指定重要文化財の塔婆(石造三重塔)などがある。
[村木定雄]
『『新里村誌』(1974・新里村)』▽『『新里村百年史』(1996・新里村)』
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