新田八幡宮(読み)にいだはちまんぐう

日本歴史地名大系 「新田八幡宮」の解説

新田八幡宮
にいだはちまんぐう

[現在地名]八戸市新井田 館平

新井田にいだ城跡高台に位置する。祭神誉田別尊で、旧村社。御勘定所日記の明和三年(一七六六)九月一四日条に「新井田館八幡」とみえ、祭礼日の鐘は静かにつくよう達せられている。新田氏の祖神で、新井田城の鎮守とみられ、焼失した棟札によれば文禄二年(一五九三)新田小十郎を願主として建立され、寛文一〇年(一六七〇)松橋長七が再興したという(大館村誌)。当初は城郭内の南の帯郭の縁辺に建立されたが、のち本丸内の南西隅に移され、さらに現在地に移されたという(南部諸城の研究)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報