新所旬(読み)しんじょのしゅん

精選版 日本国語大辞典 「新所旬」の意味・読み・例文・類語

しんじょ‐の‐しゅん【新所旬】

連語旬儀(しゅんぎ)一つ内裏があらたに造営されて天皇が引き移った後、最初に行なわれる旬儀。天皇が紫宸殿(ししんでん)出御(しゅつぎょ)し、御鎰(みかぎ)の奏・官奏があり、酒宴が行なわれる。〔公事根源(1422頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の新所旬の言及

【旬政】より

…前者を孟夏旬,後者を孟冬旬という。ただし内裏を新造したときは新所旬,新帝が即位して初めて万機の政に臨むときは万機旬,11月1日が冬至に当たる(朔旦冬至)ときは朔旦旬といって,必ず旬政を行った。また別に吉日を選んで臨時旬を行うこともあるが,いずれも儀礼化して,宴に主体がある。…

※「新所旬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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