斯有(読み)かかり

精選版 日本国語大辞典 「斯有」の意味・読み・例文・類語

かか・り【斯有】

〘自ラ変〙 (「かくあり」の変化した語) このようである。こんなである。→かからばかかるかかるにかかれどかかれば
万葉(8C後)五・九〇四「可加良(カカラ)ずも 可賀利(カカリ)も 神のまにまにと」
伊勢物語(10C前)二三「男、こと心ありてかかるにやあらむと思ひうたがひて」
平家(13C前)三「かからむ世には〈略〉大中納言を経ても何かはせん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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