断て(読み)だんじて

精選版 日本国語大辞典 「断て」の意味・読み・例文・類語

だんじ‐て【断て】

〘副〙
① (肯定表現を伴って) きっぱりと。思いきって。何がなんでも。
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉二「断じて其商売を止む可きなり」
② (否定表現を伴って) 決して。どうしても。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一「一家破産の時、大勢僕婢はそれぞれ暇を出したが、此お重のみは断じて動かない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android