斑消(読み)むらぎえ

精選版 日本国語大辞典 「斑消」の意味・読み・例文・類語

むら‐ぎえ【斑消】

〘名〙 まだらにところどころ消えること。
※後拾遺(1086)冬・四一四「こりつみてまきのすみやくけをぬるみ大原山の雪のむらぎえ〈和泉式部〉」

むら‐ぎ・ゆ【斑消】

〘自ヤ下二〙 ところどころが消える。まだらになって消える。
※能因本枕(10C終)三「まことに黒き庭に雪のむら消たる心ちし」

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