斎藤 龍鳳(読み)サイトウ リュウホウ

20世紀日本人名事典 「斎藤 龍鳳」の解説

斎藤 龍鳳
サイトウ リュウホウ

昭和期の映画評論家



生年
昭和3(1928)年1月10日

没年
昭和46(1971)年3月25日

出生地
東京

学歴〔年〕
松本高校(旧制)卒

経歴
昭和19年海軍予科練三重航空隊に入り、復員後、松本高校を卒業、内外タイムスに入り映画批評を担当。その後新日本文学会に入り「遊撃思想」「武闘派宣言」などを発表、終始左翼的な批評を書いた。また最下層民衆の無政府主義的な情念に共感し、山谷の自由労働者社会に入るなど、常に中国寄りの革命を模索する映画批評に徹した。死後遺稿集「何が粋かよ」が47年に刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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