数津村(読み)すづむら

日本歴史地名大系 「数津村」の解説

数津村
すづむら

[現在地名]鳥取市数津

かのう村の南に位置する。拝領高は五〇五石余、本免四ツ四分。安政五年(一八五八)の生高六〇三石余、物成二四九石余、ほかに倉田くらだ八幡宮領七石余。山役米二石七斗・川役米一石・藪役銀二匁五分余を課されていた(「邑美郡下札帳」太田垣家文書)和田横尾牧野・板倉・愛例・三沢の六氏の給地があった(給人所付帳)。「因幡志」によれば家数二二、安政五年の竈数二八(村々生高竈数取調帳)、同年の余業に従事する家数二(「邑美郡村々余業人取調帳」太田垣家文書)。かつて千代川が村のなかを流れていた頃、春・秋に簗を張り鱒・鮭をとる番人の小屋があったといい、番屋と称する所があるとされる(因幡志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android