散交(読み)ちりかう

精選版 日本国語大辞典 「散交」の意味・読み・例文・類語

ちり‐か・う ‥かふ【散交】

〘自ハ四〙 互いに入り乱れて散る。あちらこちらに散り乱れる。
古今(905‐914)春下・一一六「春の野に若菜つまんとこし物をちりかふ花に道はまどひぬ〈紀貫之〉」

ちり‐まじ・る【散交】

〘自ラ四〙 散っていりまじる。
源氏(1001‐14頃)若紫「名も知らぬ木草の花ども、色々にちりましり、錦をしけると見ゆる」

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