換金の利益(読み)カンキンノリエキ

デジタル大辞泉 「換金の利益」の意味・読み・例文・類語

かんきん‐の‐りえき〔クワンキン‐〕【換金の利益】

Aの所有する物品をBが買い取ることによって、Aに供与される利益売却益有無にかかわらず、物品を現金化したこと自体がAにとって利益とされる。
[補説]平成18年(2006)に発生した福島県発注工事をめぐる談合事件の第2審で、贈賄側が収賄側から土地を適正な価格で買い取る行為が、土地を換金するという意味で利益の供与に相当するとして、無形の賄賂にあたるとの判断が示された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android