提携・提挈(読み)ていけい

精選版 日本国語大辞典 「提携・提挈」の意味・読み・例文・類語

てい‐けい【提携・提挈】

〘名〙
① 手に持つこと。また、他者の手を引いてやったり、互いに手を引いたりすること。たずさえること。携帯ていけつ
小右記‐長徳二年(996)一〇月一日「提携危急病者、不祗候、早可退出者、仍不敢奏
本朝無題詩(1162‐64頃)九・初冬遍照寺即事〈藤原実範〉「此地風流尤勝絶。言詩酌酒幾提携」 〔礼記‐曲礼上〕
② 互いに助け合うこと。また、共同物事を行なうこと。協力すること。連合すること。ていけつ。
文学者となる法(1894)〈内田魯庵〉四「幾分か主義を仝ふする者或は嗜好の似たる者同士にあらずんば提携(テイケイ)するを得ざるは当然なれども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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