精選版 日本国語大辞典 「掻添」の意味・読み・例文・類語
かい‐そ・う ‥そふ【掻添】
[1] 〘自ハ四〙 (「かきそう(掻添)」の変化した語)
① 近くに寄る。寄り添う。
② ⇒かいそうた(掻添━)
[2] 〘他ハ下二〙 近くに寄らせる。寄り添うようにさせる。
※栄花(1028‐92頃)花山たづぬる中納言「御髪長くうつくしうてかひそへて臥させ給へり」
かき‐そ・う ‥そふ【掻添】
[1] 〘自ハ四〙 (「かき」は接頭語) ものによりそう。
※今昔(1120頃か)三〇「暗き戸の迫(はさま)に掻副(かきそひ)て待立てる程、多く年を過す心地なるべし」
[2] 〘他ハ下二〙
① 手を添えてかきなでる。
② (「かき」は接頭語) 添える。
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