掻数(読み)かきかぞう

精選版 日本国語大辞典 「掻数」の意味・読み・例文・類語

かき‐かぞ・う ‥かぞふ【掻数】

[1] 〘他ハ下二〙 (「かき」は接頭語) かぞえる。
万葉(8C後)八・一五三七「秋の野に咲きたる花を指(および)折り可伎数(カキかぞふれ)ば七くさの花」
[2] ひとつ」「ふたつ」と数えるところから「ふた(二)」と同音を持つ地名「ふたがみやま二上山)」にかかる。
※万葉(8C後)一七・四〇〇六「可伎加蘇布(カキカゾフ) 二上(ふたがみ)山に 神さびて 立てるつがの木」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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