精選版 日本国語大辞典 「掻崩」の意味・読み・例文・類語
かき‐くず・す ‥くづす【掻崩】
〘他サ五(四)〙
※宇津保(970‐999頃)楼上下「十月時雨に紅葉かきくづし」
② (「かき」は接頭語) 少しずつぽつりぽつりと話す。思い出し、思い出しして話す。
※蜻蛉(974頃)中「心に思ふやう、身のあることを、かきくづし言ふにぞ、『いとことはり』と言ひなりて、いといたく泣く」
③ 傷やはれ物などをひっ掻いて大きくしたり、はらしたりして悪化させる。
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