掠手(読み)かすで

精選版 日本国語大辞典 「掠手」の意味・読み・例文・類語

かす‐で【掠手】

〘名〙 (「かすりで(掠手)」の変化した語) =かすりきず(掠傷)
仮名草子可笑記(1642)五「矢鉄砲雨のふるごとくなる中に有りて運つよければ、かすでをもおはず」

かすり‐で【掠手】

浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)二「武蔵守はかすり手斗にして今堅固にて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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