掛念仏(読み)カケネンブツ

デジタル大辞泉 「掛念仏」の意味・読み・例文・類語

かけ‐ねんぶつ【掛(け)念仏】

念仏講などで、大勢が声高に念仏をとなえること。かね木魚をたたくこともある。かけねぶつ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掛念仏」の意味・読み・例文・類語

かけ‐ねんぶつ【掛念仏】

〘名〙 念仏講などの講中で、鉦(かね)や木魚をたたき、高声で掛け声して念仏を唱えること。かけねぶつ。
浮世草子・本朝桜陰比事(1689)三「大鉦うち鳴して掛念仏(カケネンブツ)申すを法花のかたより是を嫌ひ」

かけ‐ねぶつ【掛念仏】

※俳諧・口真似草(1656)一〇「つつしんできく言葉申次談義のあとに又かけ念仏(ネフツ)信徳〉」

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