高声(読み)コウセイ

デジタル大辞泉 「高声」の意味・読み・例文・類語

こう‐せい〔カウ‐〕【高声】

[名・形動]高く大きな声。こうしょう。
「眼を開いて歩けと―にののしられ」〈露伴・いさなとり〉

こう‐しょう〔カウシヤウ〕【高声】

《「こうじょう」とも》高い声。大声。こわだか。
「―に十念唱へつつ、くびをのべてぞ切らせられける」〈平家一一

たか‐ごえ〔‐ごゑ〕【高声】

張り上げた声。大声。「高声を出す」「高声でわめき立てる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高声」の意味・読み・例文・類語

こう‐しょう カウシャウ【高声】

〘名〙 (「こうじょう」とも) 大きな声。高い声。こうせい
万葉(8C後)一六・三八五七・左注「爾乃哽咽歔欷高声吟詠此歌
※天草本平家(1592)二「cǒxǒni(カウシャウニ) ネンブツヲ マウサレタ」

こう‐せい カウ‥【高声】

※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉五〇「眼を開いて歩けと高声(カウセイ)に罵られ」

たか‐ごえ ‥ごゑ【高声】

〘名〙 (形動) 高い音声。また、そのさま。こわだか。こうしょう。
曾我物語(南北朝頃)三「身をも命をもをしまず、たかごゑになりて申けるは」

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普及版 字通 「高声」の読み・字形・画数・意味

【高声】こうせい

大声。

字通「高」の項目を見る

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