掛倒(読み)かけだおれ

精選版 日本国語大辞典 「掛倒」の意味・読み・例文・類語

かけ‐だおれ ‥だふれ【掛倒】

〘名〙
掛金回収ができないで損すること。また、その金。
※雑俳・蓬莱山(1709)「かけたおれ・つかひはてより名がわるい」
費用をかけただけで収益のないこと。費用倒れ。
浄瑠璃傾城酒呑童子(1718)四「算用足らずのかけだをれ、伝授覚へて手はきかぬ」
③ 掛金をかけるばかりで、損となること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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