掃除町(読み)そうじまち

日本歴史地名大系 「掃除町」の解説

掃除町
そうじまち

[現在地名]徳島市中央通ちゆうおうどおり一―三丁目

東富田ひがしとみだに設けられた蜂須賀家家中の下級士卒の屋敷地の一。淡路あわじ町中ほどより東へ延びる。町の名称は徳島城内や御屋敷の屋内を掃除する掃除坊主や庭を掃除する掃除の者の屋敷が置かれたことからその名がある。文化九年(一八一二)島々丁名改目録によれば、掃除町は淡路町境石橋より稲井伴右衛門屋敷角までとある。元禄四年(一六九一)御山下絵図では御用大工の住む曲尺さしがね丁に至る町筋の東端、現在の富田橋筋と交差する付近の通り筋の南北両側に御掃除人の記載が八ヵ所、西寄りに御番人・御下男、南裏通り筋の南側に御小人の記載がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android