掃除・掃治・掃地(読み)そうじ

精選版 日本国語大辞典 「掃除・掃治・掃地」の意味・読み・例文・類語

そう‐じ サウヂ【掃除・掃治・掃地】

〘名〙 (「じ」は「除」の慣用音)
① 塵芥その他の汚物をはらいのぞくこと。掃いたり拭(ふ)いたりしてよごれをのぞくこと。そうじょ。
※菅家文草(900頃)二・小廊新成、聊以題壁「掃除一室雖知足、未免衝泥又戴星
源平盛衰記(14C前)四三「手自(てづから)船の掃除(サウヂ)して」
※明応本節用集(1496)「掃治 サウヂ」 〔周礼‐夏官・隷僕
便所のくみ取りをすること。また、その人。しもそうじ。
洒落本・青楼昼之世界錦之裏(1791)「ヲヤもふ、そふじがきたさふだ。いっそ匂ふよ」
③ 害悪を取りのぞくこと。そうじょ。
※続日本紀‐神護景雲三年(769)九月己丑「天之日嗣必立皇緒、无道之人宜早掃除

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android