捩向・捻向（読み）ねじむく

精選版 日本国語大辞典

ねじ‐む・く ねぢ‥【捩向・捻向】

[1] 〘自カ四〙 ねじってその方に向く。

※山王絵詞（1310頃）八「御聴聞の簾中にねちむきて申けるは」

[2] 〘他カ下二〙 ⇒ねじむける（捩向）

ねじ‐む・ける ねぢ‥【捩向・捻向】

〘他カ下一〙 ねぢむ・く 〘他カ下二〙 ねじって、その方へ向かせる。

※吾輩は猫である（1905‐06）〈夏目漱石〉二「からだを拗ぢ向けたり」

出典　精選版 日本国語大辞典