捜・探(読み)さがす

精選版 日本国語大辞典 「捜・探」の意味・読み・例文・類語

さが・す【捜・探】

[1] 〘他サ五(四)〙
① 人や物を見つけようとしてあちこち見回したり、手でかき回したり、動き回ったりする。たずねる。さぐる。
※宇津保(970‐999頃)祭の使「飯・酒をさがし食(は)衛府司
源氏(1001‐14頃)宿木「近き御厨子(みづし)小唐櫃などやうの物をも、さりげなくてさがし給へど」
② 物を入れてかき回す。
咄本・鹿の巻筆(1686)五「天の逆鉾づんとさしこみ、からからからとさがし給ふ」
[2] 〘接尾〙 (四段形活用) 動詞連用形に付いて、度をこしてする、まとまりなくあれこれする、また、ちらかすなどの意を表わす。「言いさがす」「掻きさがす」「しさがす」など。
四河入海(17C前)二五「人の涎や、つきさかした、物を、食すると」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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