振落し(読み)フリオトシ

デジタル大辞泉 「振落し」の意味・読み・例文・類語

ふり‐おとし【振(り)落(と)し】

歌舞伎演出で、っておいた浅葱あさぎ道具幕などを仕掛けで瞬時に落とし、次の舞台面を現すこと。→振り竹

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の振落しの言及

【歌舞伎】より

…隠していた身分や性根,また化生がその本性を顕すときなどに用いる。 振落し(ふりおとし)瞬時に幕を上部から落とす手法。浅葱幕,黒幕などを〈振竹(ふりだけ)〉に吊り,仕掛けでパラリと落とすことにより,次の舞台面を印象づける。…

※「振落し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android