持回・持廻(読み)もちまわる

精選版 日本国語大辞典 「持回・持廻」の意味・読み・例文・類語

もち‐まわ・る ‥まはる【持回・持廻】

〘他ラ五(四)〙
① あちこちへ持って歩く。方々へ持って行く。
太平記(14C後)四「当所の絵図なんどまで持廻(もちマハ)られ候ける条武敵の至り」
② 同一の物や事柄を、関係者の間を手渡しさせて順次にめぐらす。
※ニッポン日記(1951)〈井本威夫訳〉一九四五年一二月一〇日「この重要な命令起草は、散々あちこち持ちまわられたあげく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android