当所(読み)トウショ

デジタル大辞泉 「当所」の意味・読み・例文・類語

とう‐しょ〔タウ‐〕【当所/当処】

この場所。この土地当地
事務所事業所など、「所」の付く機関自身をさしていう語。
[類語]土地地方当地御当地現地地元地域区域地区地帯界隈かいわい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「当所」の意味・読み・例文・類語

あて‐ど【当所】

〘名〙
① 当てる所。当てるべき所。
保元(1220頃か)上「相伝の主の頸を斬らん事心うくて、涙にくれて太刀のあてども覚えねば」
② めあて。心あたり。目的
咄本一休咄(1668)三「たづねゆきてみんとて、思ふあてどをとひ給へば」
浮世草子日本永代蔵(1688)二「当所(アテド)のかならず違ふものは世の中」

あたり‐どころ【当所】

〘名〙
① 当たる場所や箇所。当たった所。
青年(1910‐11)〈森鴎外〉八「縄が新しくなると、当分当りどころが違ふから、縛(いましめ)を感ぜないのだらう」
急所。つぼ。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)七「針でさすやうにあたり処にあたったぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android