拘泥(読み)こうでい

精選版 日本国語大辞典 「拘泥」の意味・読み・例文・類語

こう‐でい【拘泥】

〘名〙 あることを必要以上に気にしてそれにとらわれること。こだわること。〔布令字弁(1868‐72)〕
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉一「此説は唯外形の名義に拘泥して事実を察せざるものなり」 〔史‐巻八・太歳方位〕

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デジタル大辞泉 「拘泥」の意味・読み・例文・類語

こう‐でい【拘泥】

[名](スル)こだわること。必要以上に気にすること。「勝ち負け拘泥する」
[類語]こだわるかかずらうかまける

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普及版 字通 「拘泥」の読み・字形・画数・意味

【拘泥】こうでい

固執する。なずむ。宋・朱熹〔陸子静(象山)に答ふ、六〕(も)し實に見得せば、無、或いは先或いは後なるも、(すべ)て妨礙(ばうがい)無し。今必ず此(かく)の如く拘泥せば、強ひて別を生ぜん。

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