象山(読み)キサヤマ

デジタル大辞泉 「象山」の意味・読み・例文・類語

きさ‐やま【象山】

奈良県中部、吉野町宮滝にある山。[歌枕
「み吉野の―の木末こぬれにはここだもさわく鳥の声かも」〈・九二四〉

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精選版 日本国語大辞典 「象山」の意味・読み・例文・類語

きさ‐やま【象山】

奈良県中部、吉野町宮滝の吉野川対岸にある山。
万葉(8C後)六・九二四「み吉野の象山(きさやま)の際(ま)木末にはここだもさわく鳥の声かも」

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日本歴史地名大系 「象山」の解説

象山
きさやま

吉野離宮跡地と伝える宮滝みやたきと吉野川を挟んで南に相対する山。喜佐谷きさだにの西側に位置する。「万葉集」巻一・巻六に、

<資料は省略されています>

と詠まれた。歌枕。「五代集歌枕」に「きさ山」があり証歌は前掲の二首である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の象山の言及

【佐久間象山】より

…幕末の思想家,〈東洋道徳・西洋芸術〉の観念の主唱者。名は啓,通称は修理,象山は号。信州松代藩下級武士の子として同地に生まれる。…

※「象山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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