押並(読み)おしならぶ

精選版 日本国語大辞典 「押並」の意味・読み・例文・類語

おし‐なら・ぶ【押並】

(「おし」は接頭語)
[1] 〘他バ下二〙 並ぶようにする。むりに並ばせる。
保元(1220頃か)中「是を聞(きい)て高間(たかまの)四郎、〈略〉おしならべて組(くん)で落(おつ)
[2] 〘自バ四〙 並ぶ。いっしょに並ぶ。
※天草本平家(1592)四「トモシゲニ voxinarabi(ヲシナラビ) ムズト トッテ、ヒキヲトイテ」
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中「父親は例の羽織、母は例の小紋縮緬〈略〉衣裳附由々しげに推列(オシナラ)び」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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