抜落(読み)ぬけおちる

精選版 日本国語大辞典 「抜落」の意味・読み・例文・類語

ぬけ‐お・ちる【抜落】

〘自タ上一〙 ぬけお・つ 〘自タ上二〙
① 生えたり、刺してあったりしているものが取れて落ちる。また、ずり落ちる。
今昔(1120頃か)一九「長かりし髪は抜け落ち枕上におぼとれて有り」
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉前「朽ちたる藁の全く抜け落ちたる個所さへ見へて」
② そろっているべきものや重要なものなどの一部が欠ける。脱落する。
文学の根本問題(1958‐59)〈中島健蔵〉「根本問題が一つ抜けおちたことになるはずである」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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