抜切(読み)ぬけきる

精選版 日本国語大辞典 「抜切」の意味・読み・例文・類語

ぬけ‐き・る【抜切】

〘自ラ五(四)〙
① 生えているものなどがすっかり抜ける。
腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風一一「根の抜け切った大丸髷、崩れ放題こわれ放題」
② すっかりなくなる。また、ある習慣性質状態や熱、味、香りなどが完全に消滅する。
※門(1910)〈夏目漱石〉二二「彼は一窓庵で考へつづけに考へた習慣がまだ全く抜(ヌ)け切(キ)らなかった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android