折紙(書誌)(読み)おりがみ

百科事典マイペディア 「折紙(書誌)」の意味・わかりやすい解説

折紙(書誌)【おりがみ】

古文書の一形式。横長の紙を横に二つ折りにして用い,両面とも折り目を下にして書く。平安末期から使用され,初めは目録人名列記等に用いられたが,室町時代には奉行人奉書消息等にも用いられた。なおこの時代以降,美術品鑑定が行われるようになってから,鑑定家証明書に奉書を半折して使用したので,これも折紙といい,折紙つきという言葉が生まれた。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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