折帖(読み)おりちょう

精選版 日本国語大辞典 「折帖」の意味・読み・例文・類語

おり‐ちょう をりテフ【折帖・折丁チャウ

〘名〙 書類、雑誌等を製本するとき、通常一六ページ、または三二ページ分として印刷された一枚の紙を、ページの順になるようにそろえて折ったもの。これを更に順に集めてとじ、本にする。おり。折本(おりほん)

せつ‐じょう ‥デフ【折帖】

〘名〙 横に長く継いだ紙を折りたたみ、綴(と)じないで作った本。おりほん。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「折帖」の意味・わかりやすい解説

折帖
おりちょう

書籍や雑誌の製造にあたって、輪転印刷機の場合は、印刷して折り上げて出されたもの、平台(ひらだい)印刷の場合は、印刷された枚葉(まいよう)を、手または折り機で折り上げたものの総称折丁とも記す。折帖には、製本の際に異なる本の折帖の混入や、乱丁(らんちょう)・落丁(らくちょう)を防止するために、背の折目書名、折数(折番号)、丁合段印(ちょうあいだんじるし)をかならずその印刷の際に同時に印刷しておく。これを背標(せひょう)または折標とも称する。

[佐々木正康]

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