折入(読み)おりいる

精選版 日本国語大辞典 「折入」の意味・読み・例文・類語

おり‐い・る をり‥【折入】

[1] 〘他ラ下二〙
① 折って中に入れる。折り込む。
特定のことばや事柄を歌などの中によみ入れる。よみ込む。
※虎明本狂言・餠酒(室町末‐近世初)「二年をおりいれて、歌を一首づつ御年貢によそへて申あげいとの御事じゃ」
[2] 〘自ラ五(四)〙 特別に心をこめる。改まった態度をとる。→おりいって
※雑俳・柳多留‐一二四(1833)「おりいった事も隣りは筆のあや
滑稽本八笑人(1820‐49)四「ちと折入りまして御相談申したい義がござりまして」

おり‐いれ をり‥【折入】

〘名〙 生け花で、花の枝または茎の下部直角に折って生ける生け方。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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