投合(読み)トウゴウ

デジタル大辞泉 「投合」の意味・読み・例文・類語

とう‐ごう〔‐ガフ〕【投合】

[名](スル)気持ちが互いにぴったり合うこと。「意気投合する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「投合」の意味・読み・例文・類語

とう‐ごう ‥ガフ【投合】

〘名〙 二つのものがぴったりとあうこと。両方の心などが一致すること。「意気投合
※星巖集‐閏集(1841)蓮塘集・書楠河州公碑拓本後「心心投合如符信、七十余人列首殉」 〔文選注‐班固・答賓戯〕

なげ‐あ・う ‥あふ【投合】

〘他ワ五(ハ四)〙 互いに相手に向かって投げる。また、相手と争って投げる。
浄瑠璃傾城酒呑童子(1718)一「割木かぎりうで限り打合打合なげ合しは」

なげ‐あい ‥あひ【投合】

〘名〙 互いに投げ合うこと。やりとりすること。
明暗(1916)〈夏目漱石〉三二「自分叔母との間に取り換はされた言葉の投げ合ひも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「投合」の読み・字形・画数・意味

【投合】とうごう(がふ)

歌曲調子があう。意気が感じあう。明・袁宏道〔梅客生(国)に与ふる書〕家弟雲中より歸り、口を極めて開府の才略蓋世、倫なるをす。且つ氣投合すること、(はう)玄(唐の人)の于((てき))(あ)へるに減ぜずと。

字通「投」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android