打顰(読み)うちひそむ

精選版 日本国語大辞典 「打顰」の意味・読み・例文・類語

うち‐ひそ・む【打顰】

[1] 〘自マ四〙 (「うち」は接頭語) 顔をしかめて泣きそうになる。べそをかく。
源氏(1001‐14頃)薄雲「見めぐらして、はは君の見えぬをもとめて、らうたげにうちひそみたまへば」
[2] 〘他マ下二〙 ⇒うちひそめる(打顰)

うち‐ひそ・める【打顰】

〘他マ下一〙 うちひそ・む 〘他マ下二〙 (「うち」は接頭語) (顔などを)ゆがめる。(眉などに)しわを寄せる。
※火の柱(1904)〈木下尚江一六「眉打ち顰(ヒソ)めたる老紳士の面(かほ)を」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android