打遂(読み)うちとぐ

精選版 日本国語大辞典 「打遂」の意味・読み・例文・類語

うち‐と・ぐ【打遂】

〘他ガ下二〙 (「うち」は接頭語)
① 完全に果たす。成就する。全うする。
浮世草子傾城禁短気(1711)一「夫婦になりて一生我内(わがうち)をまかすからは、心底少しにても隔(へだて)ありては打とげられず」
② (「うちとげて」の形で用いて) 余すところなくゆきわたる。徹底する。
※浮世草子・傾城禁短気(1711)五「わし身の上の事打とげて語り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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