打折(読み)うちおる

精選版 日本国語大辞典 「打折」の意味・読み・例文・類語

うち‐お・る ‥をる【打折】

[1] 〘他ラ五(四)〙
① たたいて折る。また、物に当てたりして折る。
書紀(720)神代上(水戸本訓)「十握(とつか)の剣(つるぎ)索取(こひとり)て打折(ウチヲリ)三段(みきだ)に為(なし)て」
② (「うち」は接頭語) 勢いよく折る。くじく。
今昔(1120頃か)二〇「惣て翼打ち被折て、難堪く、術无く候ふ」
[2] 〘自ラ下二〙 ⇒うちおれる(打折)

うち‐お・れる ‥をれる【打折】

〘自ラ下一〙 うちを・る 〘自ラ下二〙 (「うち」は接頭語) 折れる。へし折れる。
狂言記胸突(1660)「あばらぼねがうちをれた」

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